酷暑の一日でしたが、晴天の下、37艇56名の参加を得て無事開催することができました。多くの皆さまにご参加いただき、心より御礼申し上げます。
開会式の頃はほとんど無風で風の状況が心配されましたが、レース開始前には東の風がそよそよと吹き始め、11時05分にスタートとなりました。風速1〜2m/sの微風で、トップ艇のフィニッシュは1時間32分と長丁場となりましたが、後半には北寄りの3〜4m/sの安定した風に変わり、全艇がタイムリミット内でフィニッシュすることができました。この風の変化が修正順位にも大きな影響を及ぼしたようです。
続く第2レースは、安定した北東の風(3〜4m/s)のもと、ほぼ同じコース長でもトップ艇のフィニッシュは約1時間と、計画通りの進行となりました。結果はR1・R2ともに接戦となり、レーザーラジアルの多賀選手が総合優勝を飾りました。
OPクラスは参加艇数こそ少なかったものの、指導サポートを兼ねて出場の廣田さん親子の微笑ましい争いとなり、本日はお母さまに軍配が上がりました。
カインドレガッタは、ディンギーであれば艇種を問わず(自作艇も歓迎)、幅広く参加いただける混合レースです。普段は単一艇種でのレースが多い中、異なる艇種で競い合う経験は、エキスパートには新たな気づきを、初心者には上級者と同じ海面を走る楽しさと学びを与える貴重な機会となります。こうした体験を通じてセーリングの魅力を感じ、生涯スポーツとして取り組むきっかけとなっていただければ幸いです。
今回は滋賀国スポを間近に控える中、特別にウインドサーフィン国体クラスの選手も参加してくださいました。軽風の中での不利なレース展開となりましたが、セーリングの多様な魅力を改めて示してくれたと感じます。
ヨットが間近でセーリングする光景は、琵琶湖ならではの特色であり、滋賀県の貴重な観光資源とも言えるでしょう。我々がその景観の一部を担っているという自覚も大切にしていきたいと思います。
本大会は年に一度の開催ではありますが、今後も継続してまいります。来年も多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
成績を以下に掲載します。
また、大会の写真を以下に公開します。ご自由にダウンロードください。
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お詫び:カメラの露出設定を途中で動かしてしまい、2レース目以降の写真が正しく撮影できていませんでした。良い風になり良いシーンが多くあったのですが、お届けできず誠に申し訳ありません。
